謎の不正出血に慌てる。
2022年11月2日に術後検診を終え、長きに渡る卵巣嚢腫の治療が終了しました。
腫瘍がなくなったおかげで、あんなに出ていたお腹も凹んだ!快適!これにて一件落着ヤホーイ!と思っていたのですが……
2022年11月4日の早朝、突然不正出血が発生しました。
最初は「ディナゲストの副作用の不正出血が始まったんだな」と、安易に考えていました。
私は2019年5月からディナゲストを服用しているのですが、長く服用を続けていても、定期的に不正出血が起こっていました。ですが初期の頃とは違い、量はごく僅か。期間も短く1日あるかないかという感じです。おりものシートで事足りる不正出血だと想像していただければ、わかりやすいかなと思います。
2022年9月26日(手術日)〜9月30日(退院日)までディナゲストの服用を一時中断。退院日の翌日、10月1日からディナゲスト服用を再開しました。不正出血の原因は、約5日ぶりのディナゲストに、身体が驚いているんだなとぼんやり思いました。
しかし、その日のお昼のことでした。ソファから立ち上がった瞬間、身体の中心から何かがどろりと流れる気配を感じました。女性なら絶対に一度は経験したことがある、あの嫌な感覚です。
あ、まずい。顔から血の気が失せた私は、急いでお手洗いに駆け込みました。
案の定、 大量の血が漏れ漏れ状態でした。おりものシートでは対応できない程の出血量だったため、下着や部屋着のズボンは血まみれ。どろっとした血の塊も出てきました。次から次と血が、流れ出てきます。
大量の不正出血。おまけに鮮血。
長らくディナゲストを服用していたので、自分の中から大量の血が流れ出るのは久しぶりでした。
「なんでこんなに血が?!しかも鮮血?!」
後始末をしながら、私はとても動揺していました。
腹痛がないことが救いでしたが、予期せぬ大出血に震えが止まりませんでした。
大量の不正出血に加えて、膣口がかゆくなる。
大急ぎでショーツ型のナプキンを穿き、不正出血対策をしました。
これで一安心……といきたいところですが、血が流れる感覚は止まらず勢いを増すばかり。生理二日目よりも、凶暴で凶悪な血が大量に出血している状態です。
とはいっても大人しくする他、手立てはありません。
「ただのディナゲストの副作用……?それとも手術の影響……?」
そうこうしていると、デリケートゾーンに新たな違和感を感じ始めます。
「え……なんかかゆいんだけど……」
かゆい。膣口周辺が、かゆい。しかも結構、強烈に。
応急処置として、デリケートゾーン専用のひんやりクールジェルを患部に塗布しました。
しかし塗った直後はかゆみが治るものの、時間が経つとまたぶり返します。
かゆい!かゆい!かゆい!あと血!
血が出るわ、かゆいわで、気分も体調も最低最悪。
すぐに病院に行けばよかったのですが、ちょうどこの時期出張があったため、病院に行く時間がありませんでした。
結局原因はわからず……。
不正出血とかゆみが始まってから10日目に、ようやく病院に行きました。
症状を診てもらうのと、ディナゲストを貰うためです。
事情を説明して、早速内診。
「卵巣や子宮に問題はありません。術後に不正出血が起こることがあります。おそらく不正出血の原因はそれかと。もう少しすればおさまると思います」
そう……なの……?
「膣口……特に問題ないですね。かゆみ止めの軟膏を出しておきます」
マジで?こんなにかゆいのに?
問題ないとの診察を受けた私は、かゆみ止めの軟膏とディナゲストを貰って帰宅。
病院で処方された軟膏を患部に塗布すること3日、ようやくかゆみが治りました。
医師の言葉通り、不正出血も止まりました。
気づけば症状が発生してから、約2週間も経過していました。
2週間……頑張った……。
正直本当に……地獄の2週間でした。
今となっては落ち着いて振り返ることができますが、あの時の不正出血とかゆみは、二度と体験したくありません……。
本当につらかったです……。