♯3 卵巣嚢腫が発覚した経緯【1】

2023年11月17日金曜日

入院までの経緯

 お腹がパンパンに張って苦しい。


「あれ?今日は一段とお腹が出ているな…」

2019年1月。 

お風呂上がりにふと鏡に映った自身のお腹を見て、違和感を感じました。

お腹全体がぱんっと丸く大きく張り、爪先が見えないほど下腹部が突き出ていましたからです。

破裂しそう。

とにかく重苦しい。

まるで食べ放題で限界まで食べ続けた後のようなお腹の出っ張りでした。

お腹の触り心地は固く、叩くと鼓を打ったようなぽんぽんといい音がしました。内臓が圧迫されている感覚でした。 

ただこの時は特に危機感を持っていませんでした。

「なんかすごいお腹出てるんだけど……今日そんなに食べ過ぎたっけ?」ぐらいにしか思っていませんでした。

お腹がパンパンに張っても危機感がなかった理由。

元々高校生の頃からお腹がすごく張る体質で、お腹が出ることはそう珍しいことではありませんでした。

お腹が張る時は大体昼食後で、制服のスカートがキツくなって苦しくなることが月の半分。

決して食べ過ぎていたわけではありません。むしろお腹が出て欲しくないので、食事量には気をつけていました。

しかし食事量を減らしても、お腹が張るときは張るんです。 

お水を飲んだだけでも、張る。張るときは張る!

それは高校を卒業して大学生、社会人を経ても変わりませんでした。

いつからかぽよんとお腹だけが突出したキューピーちゃん体型がデフォルト……

と言っても、大袈裟ではないと思います。

ちなみに毎日お腹が張ってパンパンだったわけではありません。

しかし悲しいことに、月の半分以上はお腹がパンパンでした。絶好調の日は、月に10日あるかないか、そんな感じでした。

お腹が張る日はいつもブルー。

いつの間にか「あ、今お腹出る!なんかお腹がパンパンになる準備してる!」とお腹が出てくる感覚がわかるくらい、お腹の張りと長期間過ごしていました。

お腹が張る原因は?

2019年4月当時の私は、体重47kg

決して痩せてはいませんが、太ってもいませんでした。
 
肥満ではないのに何故お腹が出ているのか、ずっと疑問でした。
 
ただ何となく素人判断で便秘が原因なんだろうなと思っていました。 
 
実は下剤がなければなかなか便意を催さない、極度の便秘体質。
 
それはお腹の張りに気がついた、高校生の時からです。 
 
自力で便意を催せないから、お腹がパンパンに張るんだ!
 
そう思った私はガスを出せばお腹が凹むはずと結論付け、ガスを排出する市販薬をお守りのように持ち歩いていました。
 
しかし一向にお腹はパンパン。
 
ここまでは楽観的でしたが、さすがの私も大学生になってから心境の変化。
 
それは何故か。
 
お腹が出過ぎている所為で、ファッションやお洒落に支障が出る!
 
食生活にも体型にもダイエットにも気をつけているのに、どうしてお腹だけが出ているんだろう……?
 

消化器科内科を受診。

 
心配になった私は、 消化器内科・胃腸科クリニックを受診し、経緯を説明しました。
 
(最初に胃腸科を受診したのは2010年。大学生の時です)
 
胃カメラなどで細かく検査して頂きましたが、結果は問題なし。 
 
姿勢が悪いからお腹が出ているだけでは?
 
そう診断されました。
 
その後も年に一回のペースで消化器科内科を受診しましたが、やっぱり問題なし。
 
いつも胃腸薬だけ処方されて帰宅。

冒頭の2019年4月にお腹が異常に出ていると感じた翌日に消化器科内科を受診しましたが、これもやっぱり問題なし。
 
 

本当に大丈夫なの?

 
なんで……? 本当に問題なし……?
 
こんなにお腹が出てるのに?
 
楽観視していた私も、段々不安になってきました。

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