♯7 卵巣嚢腫が発覚した経緯【4】【2回目の診察】

2023年11月21日火曜日

ディナゲスト 入院までの経緯

MRI検査結果。

 

MRI検査を受けたのは、2019年4月末。ちょうど大型連休に入る直前でした。
 
レディースクリニックに検査結果を聞きに行く日は、連休明けの月曜日。
 
内診で「おそらく良性でしょう」とおっしゃって頂いたものの、確実な検査結果がわからないため不安でいっぱい。
 
もやもやしながらゴールデンウィークを過ごしました。
 
そして当日。
 
総合病院からレディースクリニックに送られた画像を見ながら、先生から説明を受けました。
 
検査の結果、腫瘍マーカーは陰性。チョコレート嚢胞。
 
左の卵巣が11センチ。右の卵巣は3センチ程
 
MRI検査結果と併せて、悪性ではないと判断されました。
 
悪性ではなく良性だと言われましたが、手術をして腫瘍を調べないことには最終的な判断はできないそうです。
 
良性だと思っていたものが、実は悪性だったというパターンもあると言われました。
 

チョコレート嚢胞とは。

 
チョコレート嚢胞は子宮内膜症の一種。
 
生理の時に経血として排出されない古い血液が、チョコレートの様な状態でたまり、袋(嚢胞)を形成するため、この名前で呼ばれているそうです。
 

手術……?

  
とうとう私も初めての手術を受けるのか……と思った矢先。

11センチとなると、手術しなければならない大きさですが、今すぐに手術をしないといけないというわけではありません」

 え?そうなの?

「悪性の場合だと緊急性がありますが、見た限りだと良性でしょう。しかしこのまま何もせず放置しておくと、どんどん大きくなります」 
 
 「今すぐ妊娠を希望されている、またはすぐに手術をしたいということであれば、総合病院に紹介状を書きます」
 
「しかしもしそうでないのなら、まずは三ヶ月薬を飲んで様子を見るのはどうでしょうか。薬で腫瘍をある程度小さくして、それから手術という方法もあります」
 

提案された治療法は2つ。

 
1.薬 (ディナゲスト)
2.手術
 

私が選んだ治療法。

 
この時の私は、海外から日本に本帰国したばかり。
 
ちょうど新しい職場で働き出し、新生活を整えるのにバタバタしていました。
 
腫瘍が良性と判断され安心したからか、手術は今すぐじゃなくてもいいかなと思ってしまいました。
 
また、妊娠に対しても消極的でした。
 
今すぐに子供が欲しい!という強い願望もありませんでしたし、自分が妊娠を希望しているのかよくわかりませんでした。
 
何より手術を受けることを思うと、怖かったです。

だから私はこの時、手術から逃げました。
 
薬飲んで腫瘍が小さくなる可能性があるなら、それに懸けてみたい。
 
当然批判はあるかと思います。
 
なんですぐに手術しないんだ?!と思われるかとも、いらっしゃるかと思います。
 
しかし私は薬で治療することを選択し、手術を先延ばしすることに決めました。 

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